Mac(マック)とWINDOWS(ウィンドウズ)が混在している環境で使用できることを前提にバッファローのLS系リンクステーションなどでもGPTが利用されるようになりました。GPTは英語のGUID Partition Table略称です。旧来のBIOSで使用されているマスターブートレコード (MBR) に変わるパーテーションテーブル。
またMac(マック)で使っていた外付けHDD(ハードディスクドライブ)を古いOSのWINDOWS(ウィンドウズ)パソコンでアクセスしようとすると『GPT保護パーティション』のためアクセスできないことがあります。
中のデータをコピーしたい。何とかデータをとりだしたいと思って、ハードディスクをSATAし、パソコンに接続してもGPT保護のためハードディスクを通常使用できない状態になります。
その場合、『フォーマットされていません。フォーマットしてください。』とエラーメッセージが表示されることもあります。しかし、『GPT保護パーティション』の場合、WINDOWS(ウィンドウズ)OSのコントロールパネルにある「ディスクの管理」でパーティションを削除しフォーマットしなおして再利用しようとしても、「パーティションの削除」のメニューが薄くなって選択できません。
これはMac(マック)で使っている新しいパーティション形式(GPT: GUID Partition Table)で管理されているHDD(ハードディスクドライブ)なので、WINDOWS(ウィンドウズ)で利用されている古いパーティション形式のシステムによって壊されないように保護している訳です。
そのため使用環境がwindows XP以前のOSで『GPT保護パーティション』のHDDにアクセスしようとしても操作すら出来ません。
GPT保護パーティションの強制削除方法
GPT保護パーティションを強制的に削除するには
Windows 標準添付のコマンドプロンプトで『diskpart』を使うことで可能です。
①WINDOWS(ウィンドウズ)の『アクセサリ』-『コマンドプロンプト』を起動させる
②(半角スペース)diskpart と入力
③DISKPART> とプロンプトが表示されます。
④list disk と入力
⑤接続されているハードディスクがすべて表示されます。
⑥パーテーションを削除したいハードディスクを確認する。
⑦select disk1(この数字はお使いの状況によって変わるため) と入力する
⑧clean と入力する。
⑨exit で diskpart 及びコマンドプロンプトを終了する。
以上です。
上記の作業を行うことで「コントロールパネル」-「管理ツール」-「ディスクの管理」で操作が出来るようになります。
但し、非常に危険な操作なため自己責任で行って下さい。
当社では一切責任が取れませんのでご了承ください。
またハードディスクドライブ内のデータが重要な場合、決して操作はしないで下さい。データを抽出したい場合、弊社データ復旧サービスをご利用ください。
GPT保護パーティションとは
この「GPT保護パーティション」とは、GUIDパーティション形式(GPT: GUID Partition Table)を作成したハードディスクに作成作られるものです。Intel Macは、GUIDパーティション形式(GPT: GUID Partition Table)なため、ハードディスクは「GPT保護されたパーティション」があります。
今日現在、外付けハードディスクやNASなどでは2TB以上のハードディスクをマックとウィンドウズが混在する環境下で利用することが出来るように「GPT保護パーティション」のドライブが主流になりつつあります。
結論
ハードディスクディスクのパーティションの管理方式には『MBR』と『GPT』の2つの種類があります。
現在のWINDOWS(ウィンドウズ)パソコンではどちらの方式でも利用可能ですが、windows XP以前のOSでは『MBR』しか管理できません。
そのため『管理ツール』を起動して確認してもGPT保護パーティションとのみ表示されアクセスすることはできません。何故、この『GPT』があるのかといえば、2テラバイト以上の最新の大容量ハードディスクを利用できるようにするためです。
Windows で『GPT保護パーティション』を削除するには、コマンドプロンプトのdiskpartでcleanを入力することで可能です。
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