ハードディスクだけに限らず、USBメモリー、SDカードなどのデータサルベージが必要なトラブルに遭遇するときがあります。たった1つだけのデータなら諦められるケースもありますが、昨今のメ
ディアの大容量化は一度、起こったトラブルが深刻な被害を起こすケースが増えてきている事実があります。
つい数年前まで、ハードディスクの容量は40GB~80GBが相場でしたし、さらに遡れ
ば、4GB~8GB程度と今では信じられないほどの容量でパソコンが動作していたのです。それが、今ではハードディスクは2TBというおよそ、10年前の軽く20倍以上の大容量となっています。
逆に言えば、一度、壊れてしまえば被害も20倍以上ということになります。
では、パソコンが起動しない、メディアが読取れないなどのエラーが発生した場合、どのようにすれば良いのでしょう
か?ここで重要なのは、何が一番、大切なのかということです。例えば、パソコンを起動できるようにしたいのか?中のデータを救出したいのか?ということです。パソコンが起動できるように直れば、データも救出できるのでは?とパソコンが素人のひとは考えがちなのですが、パソコンの修復作業とデータのサルベージは相反する行為なのです。
そのため、安易にパソコンの修復作業を行
ってしまえば、データサルベージは2度と出来なくなる可能性が高い行為なんです。例えば、OSのデータ復元機能や、工場出荷状態に戻す初期化リカバリー、さらにハードディスク交換後のOSや
プログラムの再インストール作業は、どれもデータを破壊または消失させる行為です。データが必要な場合、やるべきことは、まず電源を切り、何もせずにデータサルベージ業者に相談することで
す。
中のデータは必要ない場合には、何をしても問題ありませんが、データが大切な場合、何か操作をすればするほど、やっかいなことになることがほとんです。でも、どこのサルベージ業者に依
頼したら良いのかわからないひとは、一度、こちらのサイトを見てみると良いでしょう。
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