ごみ箱に捨てたデータを『ゴミ箱の中を空にする』で完全削除してしまいました。そのような場合でもファイルの復旧可能でしょうか?
ゴミ箱を空にしただけならファイル復旧できる可能性は充分にあります。
但し、ゴミ箱を空にした後に同じファイル名のデータを作成し上書きしたり、インターネットやメールの使用、アプリケーションソフトのインストールをしていた場合等は、ファイルを復旧できる確立は低くなります。旧データの上に新しいデータが上書きされてしまうためです。他のデータにより上書きされた元データの復元は出来ません。
使用時間の経過と共に復旧率は低下
そのため、ゴミ箱を空にし削除してしまった場合、時間の経過と作業量によって復旧率が全く変わります。ゴミ箱を空にしてしまった直後であれば、多くのケースで復旧可能ですが、毎日、パソコンを使用し、数週間とか、数か月経ってしまった場合、ほとんどのケースで復旧不可能になります。
削除データの復旧率の目安
削除したデータ量が多く、作成データや使用料が少ない場合には、復旧できる見込みはあります。おおよそ、その比率は10対1程度であれば、復旧確率は上がりますが、10対3程度以上になると、復元できる見込みはほとんどありません。運よく抽出できても、多くのデータが破損し正常に開けないデータになってしまいます。そのため、パソコンを使用している状態で1、2週間以上経過している場合、諦めるしかないでしょう。
ウィンドウズOSの自動実行による消去
また、たまにあるケースとしては、自分で削除してしまったと思っていたのが、実は自分で削除したのではなく、バッドセクター(不良セクター)、磁性体の劣化などの部分的な読み取りエラーのために、その上にあったデータファイルが読み込みエラーで見えなくなってしまったケースがあります。
その他にも、ウィンドウズOSが起動時に、チェックディスクを自動実行し、バッドセクター(不良セクター)上にあったデータを隔離してしまうケースが良くあります。自分では、削除したつもりがないのに、ウィンドウズOSの自動実行により消失してしまうのです。
このような症例は、劣化したハードディスクに多く見られ、特に4年以上経過したハードディスクに多く見られます。そのため、購入から4年以上経過している場合、データの消失トラブルになる前に、交換することをオススメします。
尚、ゴミ箱を空にしてしまった場合には、ほかの作業を一切せずに当社、データ復旧サービスをご利用ください。作業量が少なければ少ないほどデータの復元できる確立が高くなりますので、速やかに一度、当社データ復旧サービスをご利用になられることをお勧めいたします。
もしプリンタが利用できない場合やスマホでのお申し込みをご希望される場合、は下記ページからお申込みいただき、ご依頼品メディアを弊社までご郵送ください。
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