Seagate製ハードディスクのファームウェアに不具合が発生しHDDが認識しない、起動不能になることがあります。特に2008年12月以前にSeagate(シーゲイト)で製造されたファームウェアのモデルについて発生するトラブルです。
該当する型番は主に「Barracuda 7200.11」「DiamondMax 22」「Barracuda ES.2 SATA」「SV35」のSeagate製ハードディスクモデルです。ファームウェアに不具合が発生し、モーターも回転せず、ヘッドが動かないという症状が発生します。
このシーゲイト・テクノロジー(Seagate Technology)は、アメリカ合衆国のハードディスク(HDD)製造メーカーです。
デスクトップパソコン向け3.5インチHDDのシリーズ名はBarracuda(バラクーダ)があります。またノートパソコン向け2.5インチHDDのシリーズ名にはMomentus(モメンタス)があります。この、シーゲイト・テクノロジー(Seagate Technology)のMomentus(モメンタス)はソニー製ゲームプレイヤーのPS3やPS4に内蔵されています。
SeagateのHDDが認識しない
2006年にマックストア(MAXTOR)を買収しましたが、2009年1月17日、一部製品に不具合が見付かったと発表。これが、「Barracuda 7200.11」「DiamondMax 22」「Barracuda ES.2 SATA」「SV35」のSeagate製ハードディスクモデルで、ファームウェアに不具合が発生しモーターも回転せず、ヘッドが動かないバグによってアクセス不能になる故障です。
そして、その後、2011年にシーゲイト・テクノロジーは韓国のサムスン電子(SAMSUNG)のハードディスク製造事業を買収しました。
MAXTORとSAMSUNGを吸収
今日現在のシーゲイト・テクノロジー(Seagate Technology)はマックストア(MAXTOR)とサムスン電子(SAMSUNG)が合わさったハードディスク製造メーカーになっています。古いBUFFALO(バッファロー)製の外付けハードディスクには、サムスン電子(SAMSUNG)製が多く使われていました。
シーゲイト・テクノロジー(Seagate Technology)はファームウェアのバグによりある条件が揃うとデータ読取りなどのあらゆるアクセスが不可能になる不具合を発表。家電量販店などの販売店ではSEAGATE製の対象製品の販売が停止されました。
ファームウェアのバグ
基本的に、ファームウェアのバグによってアクセスが不能になるもので、データがプラッター記録面から消失する訳ではありません。
ハードディスクが起動できなければ保存していたデータを読取ることが出来ないので、大変なトラブルですが、プラッターの記録面に残っているデータが消失したわけではないので、保存してあったデータを復旧できる可能性は充分にあります。
DiamondMax 22
STM31000340AS, STM31000640AS, STM3750330AS, STM3750630AS, STM3500320AS, STM3500620AS, STM3500820AS, STM31000334AS, STM3320614AS, ST3320613AS, STM3160813AS
Barracuda 7200.11
ST31000340AS, ST31000640AS, ST3750330AS, ST3750630AS, ST3640330AS, ST3640630AS, ST3500320AS, ST3500620AS, ST3500820AS, ST31500341AS, ST31000333AS, ST3640323AS, ST3640623AS, ST3320613AS, ST3320813AS, ST3160813AS
Barracuda ES.2 SATA
ST31000340NS, ST3750330NS, ST3500320NS, ST3250310NS
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